野菜に含まれるカリウムとは?【正常値、効果、おすすめ野菜】

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皆さんもカリウムという栄養素の名前は聞いたことがあるはずです

しかしカリウムが体内でどんな働きをしているかと聞かれるとわからない方がほとんどではないでしょうか

今回は、そんなカリウムが僕たちの体内でどんな働きをしているのかを勉強していきます

カリウムとは?

カリウム(K)は、細胞内液の陽イオンの主成分として存在しています(ミネラル)

酸塩基平衡、浸透圧の維持を働きとしており、筋収縮・神経伝達において重要な役割を果たします
特に心筋にとって重要な成分で、血中カリウムが増えすぎると、突然死の原因になります

カリウムは人間の体の中で、主に細胞内液に存在し、血圧を調節したり、細胞の代謝や神経・筋肉の働きに関わったりする重要な栄養素です

正常値

3.6~4.9(mEq/l)

上記の範囲がカリウムの正常値になります

  3.5(mEq/l)以下  低カリウム血症  
  3.6~4.9(mEq/l)以内    正常範囲内
  5.0(mEq/l)以上    高カリウム血症

効果

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正常範囲の働き

ナトリウムと共に血圧を調節

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・ナトリウム・・・細胞の外液に多く存在するミネラル
・カリウム ・・・細胞の内液に多く存在するミネラル

この二つのミネラルは互いに拮抗して、体内の分量を調節しあっている

細胞内のカリウムと、細胞外のナトリウムがバランスよく存在することによって、細胞内の水分や血圧が適切に保たれています

カリウムには、過剰なナトリウムを排出する働きもあります
カリウムが不足すると、ナトリウムが多くなることによって細胞の水分が増えすぎてしまい、血管が圧迫されて血圧が上がる原因になります

カリウムを摂取し、ナトリウムと水分を排泄すると、
血管内の水分が減り血圧が下がります

神経、筋肉の動きを助ける

カリウムとナトリウムは、ナトリウム・カリウムポンプという神経伝達回路を形成しています

この伝達回路は、生体内で発生した電気回路で、情報伝達を司っています

ナトリウムとカリウムが存在することで、生物は活動したり、考えることができるのです

血中濃度が上がると?

カリウムが上昇する理由にも多くの原因があります
腎臓病
薬剤
ホルモン異常
溶血(外傷、熱変性)

カリウム濃度の上昇は大変危険なので注意が必要です

・不整脈
・筋力の低下(脱力感)
・吐き気、嘔吐
・しびれ、感覚障害

ここで言う不整脈とは、致死性のものが多く、心停止によって死に至る場合もあります

血中濃度が下がると?

カリウムは動物性・植物性食品に豊富に含まれているので、ほとんど欠乏症はみられません

しかし、
・激しい嘔吐や下痢
・利尿降圧剤の長期使用

などの場合などでは、カリウムの排泄量が増し欠乏することがあります
カリウム欠乏の主な症状は、
・脱力感
・筋力低下
・食欲不振・
・骨格筋の麻痺

などが挙げられます

このなかでも、骨格筋の麻痺は心停止につながる恐れがあり、非常に注意が必要です

カリウムを多く含む野菜

ここまで読んで、「カリウムって怖いのでは?」
そう思う方もいらっしゃるはずです
ですが、健康体に方であれば、カリウムの値が異常値になることは少なく、
むしろ積極的に摂取したい栄養素になります

ここでは、カリウムを摂取したいと思う方に向けて、含まれる量が多い野菜を紹介していきます

ほうれん草

可食部100gあたりのカリウム含有量は、690mgです

緑黄色野菜のなかでも、たくさんのビタミン、ミネラルを含んでおり、僕も大好物です

鉄分
βカロテン
ビタミンK
葉酸

なども含んでおり、栄養バランスも最高です

里芋

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里芋は100gあたり640mgのカリウムを含んでいます

ぬめり成分はムチンと呼ばれ、疲労回復、胃腸の保護、ドライアイの対策にもなります

食物繊維も豊富で便秘の方に是非お勧めです

枝豆

枝豆100gあたり、590mgのカリウムを含んでいます

冷凍なども販売されていて、食べやすいのも魅力的ですね

二日酔いなどにも効果があるため、お酒を飲む際は、むくみ防止と二日酔い対策
二重の効果が期待できそうですね

かぼちゃ

100gあたり450mgのカリウムを含んでいます

煮物などにすれば、お年寄りでも簡単に食べられるため、幅広い年代に人気です

カリウムのほかには
βカロテン
食物繊維
ビタミンE

なども豊富に含んでいるので、健康な体作りに積極的に食べたいですね

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