ナトリウムは化学式ではNaと表記され、一般的にも広く認知されています
食塩にも含まれており、海水からも生成することが可能です
ナトリウムは、細胞外液中の総陽イオンの約90%を占め、
・酸塩基平衡(酸性orアルカリ性のバランス調整)
・浸透圧の維持(血圧の維持)
などに関係しています
また、ナトリウムの代謝は、主に副腎皮質ホルモンによって調整されます
ナトリウムとは?
体の水分の保持、浸透圧の調節、酸塩基平衡の調節、などに携わる電解質(陽イオン)です
ナトリウムの検査を推奨する症状としては
・腎機能の異常を疑うとき
・浮腫などの体液過剰症状
・尿量異常
などの症状が挙げられます
正常値
138~146(mEq/l)
138(mEq/l)以下 | 低ナトリウム血症 |
138~146(mEq/l)以内 | 正常範囲内 |
146(mEq/l)以上 | 高ナトリウム血症 |
効果
正常範囲の働き
- ・水分調節
・細胞外液の維持
・筋肉・神経の正常化
・酸の中和
・二酸化炭素の運搬
・細胞内外の物質交換
・消化促進
主にナトリウムは体内の細胞の外側に存在しています
そして、カリウムやリンとともに細胞の活性化をしています
血中濃度が上がると?
現代社会では、ナトリウム過剰症は頻繁に発生します
カップラーメンや加工肉、ポテトチップスなどを食べすぎると塩分過多で健康を害してしまいます
以下の症状は高ナトリウムの合併症です
- ・高血圧
・胃がん
・動脈硬化
このような症状に加え、生活習慣病の原因になります
血中濃度が下がると?
体内ナトリウムの97%は細胞外液にあるため、
・体内の水分の増加
・ナトリウムの体外への排出
などが多くなると低値となってしまします
体内の水分とナトリウムの調節は、腎臓で行われています
腎不全になると、体内の水分が外へ出ていかなくなるため浮腫になり、体内のナトリウムが水分で薄まって血液中のナトリウムは低値になります
低ナトリウム血症では以下の症状が現れます
・筋肉のけいれん
・血圧低下
・意識障害
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