真っ赤でおいしいトマト!!
僕も大好きで、毎日食べていた時期もありました
そんなトマトについて今日は勉強していきます!
トマトの基礎知識(栄養素、効能)
トマトには大きく5つの栄養素があります
- カロテノイド
- ビタミンC
- 食物繊維
- ビタミンE
- カリウム
カロテノイド
トマトの綺麗な赤色はこのカロテノイドによって色付けされています!
トマトに含まれるカロテノイドはβ-カロテンとリコピンが挙げられ、どちらも聞いたことがある方は多いはずです
同じカロテノイドに分類されるこの2つの栄養素が大きく異なる点は、ビタミンAに変化するかどうかという点です
β-カロテンはプロビタミンAと呼ばれる栄養素に属し、ビタミンAに変化して皮膚や粘膜を健全な状態に保ちます
リコピンは活性酸素の除去に役立ち、体内で発生する様々な不調を改善してくれます
リコピンを継続的に摂取すれば、発がん率を下げたり、老化の予防にもつながります
ビタミンC
ビタミンCには多くの作用があります
- 抗酸化作用
- コラーゲンの合成
- 腸で鉄分の吸収を助ける
一つずつ解説していきます
ビタミンCは体の老化にもつながる酸化物質(タバコや紫外線、ストレスなどによって発生した活性酸素によるダメージ)から、自分が身代わりに酸化されることによって僕たちの体も守ってくれています
コラーゲンの合成も美しいお肌の維持に欠かせません
腸で鉄分の吸収を助けることにより、赤血球の産生を間接的に補助しています
ありがとうビタミンCさん!!!!
ビタミンCが不足すると、コラーゲン不足から結合が弱くなり歯茎や粘膜から出血を起こします
これを「壊血」と言います
食物繊維
実はトマトには食物繊維も多く含まれています
具体的には、トマト100g当たり1gの食物繊維が含まれており、そのうち水溶性食物繊維は0.3g、不溶性食物繊維は0.7gです
食物繊維には整腸作用があると言われており、厚生労働省は成人男性ならば1日当たり20g以上、成人女性ならば18g以上を摂取するよう推奨しています
推奨される食物繊維量って結構多いんですね! 野菜たくさん食べないと!
ビタミンE
脂溶性ビタミンであるビタミンEは、脂質とともに腸管からリンパ管を経由して体内に吸収されます
抗酸化作用が非常に強く、生体膜を構成する不飽和脂肪酸や他の脂溶性成分を酸化障害から守るために、細胞膜のリン脂質二重層内に存在しています
過酸化脂質の生成を抑制し、血管を健康に保つほか、血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあることが知られています
また、細胞の酸化を防ぐため、老化防止にも効果がありま
カリウム
カリウムは塩分を体内の塩分を調節し、高血圧の改善に役立ちます
また、塩分と同時に水分の排出も手伝ってくれるため、体のむくみを改善したりデトックスにも効果を発揮します
しかし、腎臓の機能が低下している場合、血中カリウム濃度が上がりすぎると心臓停止にもつながってしまうため、腎機能が悪い方は医師との相談のもと摂取量を調節してください
収穫時期
種から栽培する際は3月中旬頃にポットに種をまいて育苗
苗を購入して栽培するには5月上旬に植え付けます
7月頃〜10月初旬まで長期間収穫できますが、トマトは栽培の難易度が高く長期栽培できるかは育て方次第です
栽培方法
土の酸度 | pH6.0~6.5 |
畝 幅 | 120cm(二条植え) |
畝 高 | 20cm |
株 間 | 45~50cm |
連作障害 | あり。3~4年あける |
トマトは南米原産で、土に栄養が少なかったり、乾燥した地帯に生息していました
そのため、肥沃な環境や多湿な日本の夏は特に注意が必要です
水はけがよい土づくりを心掛け、追肥も少量でよいことを覚えておきましょう
トマトの栽培手順は以下の通りです
種まき・育苗
9cmポットに3~4粒ずつ種をまき、たっぷりと水をやります
発芽後に間引いて1本立ちにします
ポット苗は、ビニール温室などの暖かい環境で育苗します
土作り
トマトの根は深く伸びるので、深くまで耕しておきます。
過湿に弱いため、排水性が良くない場所では高畝にします
マルチシートを張って根元への雨の侵入を防ぐのも効果的
また、周りにワラを敷くことで雨はね防止になります
マルチシートは防水と保温の両方に役立ちます!
植えつけ2~3週間前
- カルシウム不足だと尻腐れ病になるため石灰をまいてよく耕します(1m2/石灰150g)
植えつけ1週間前
- 1. 溝施肥をしておきます
- 2. そのあと畝立てします
- 1m2/堆肥4kg、化成肥料100g、ヨウリン(または魚粉)50g
- 3. マルチをかけて地面の温度を上げておきます
植えつけ
- マルチに約40cm~50cmの間隔(株間)で植え穴をあけます
- 植え穴を掘り、水をたっぷり注ぎます
- 2を1畝に2列つくります(二条植え)
- 穴に注いだ水が引いたら、植え穴に苗を置きます(寝かせ植え)
- 植え穴に土をかぶせ、株元をかるくおさえます
- 株のとなりに、長さ210cm、直径2cm程度の支柱を立てます。植えつけの前に立てておいてもよいでしょう
- 苗を支柱に誘引します
株間50cmほど。寝かせ植えがポイントです。植え付け直後は仮支柱を立てて苗を支えます
手入れ
こまめにわき芽かきを行っていきます
主枝に充分な栄養がいくよう、わき芽を摘み取り、主枝1本仕立てを行います
いちばん下の花房の実がピンポン玉くらいの大きさになったら
1回目の追肥を行います(1m2/化成肥料30g)
下から3番目の実が大きくなったら
2回目の追肥を行います(1m2/化成肥料30g)
2回目の追肥後、20日おきに
株の生育状態を見ながら、3回目以降の追肥を行います(1m2/化成肥料30g)
株の高さが支柱より高くなったら、トマトの花の上2枚の葉を残して、その上の茎を摘み取る【摘心】を行います
収穫
開花後45~50日くらいで実が熟してきます
真っ赤に熟したものから順次収穫を行います
果梗は他の実を傷つけないようにできるだけ短く切ります
トマト1つの単価は100円ぐらいのようです
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