この記事でわかる事
・アロマは認知症予防に効果があるの？
・アロマの効果
・おすすめの香り
・手軽な活用方法
結論から申し上げると、
アロマは認知症予防に効果があります
これは、鳥取大学医学部の研究で明らかにされており、海外ではアロマ療法も一般に普及しています
アロマ療法は、植物から抽出した「精油」を用いて行う医療の代替療法の一です
一般的に「アロマセラピー」という名称で認知されており、資格等も存在します
精油とは、植物の香り成分を抽出したエッセンスのことを言います
アロマはなぜ認知症予防に効くの？
嗅覚に刺激を与えることで、認知症を予防できる可能性があるといわれているのです
実際に、鳥取大学の研究によると、アルツハイマー型認知症の高齢者の部屋に約1ヶ月間アロマディフューザーを置いたところ、知的機能の回復が見られたようです
香りの情報は嗅覚をつかさどる「嗅神経」を通って脳の一部に伝えられます
香りの情報が伝わる箇所には、記憶をつかさどる「海馬」という部位があり、嗅覚を刺激することで海馬が活性化し、新たな神経細胞が産生されることが分かっています
海馬では生涯にわたって新しい神経細胞がつくられており、環境によってつくられる神経細胞の量に影響を及ぼします
おすすめの香り
アロマの中にも、認知所に特に効果があると言われている香りがあります
正しい知識を知って、良い香りに癒されながら脳を活性化させてみてください
朝に効果があるアロマ
朝におすすめしたいアロマオイルは、レモンとローズマリーです
9～11時頃に、この二種類のアロマを使用すると、交感神経が刺激され活動的になれます
レモン
さっぱりとした爽やかな香りで交感神経を刺激します
気分をリフレッシュさせたり、意欲を高めてくれる効果があります
ローズマリー
記憶力を高めたり集中力を上げたりする効果があります
料理に使用されることもある万能ハーブです
夜に効果があるアロマ
夜に使うことをおすすめしたいアロマオイルは、ラベンダーとスイート・オレンジです
19時半～21時半ごろにこれらのアロマを使用すると、副交感神経が活性化されて質の高い眠りにつくことができます
ラベンダー
ラベンダーには安眠効果があり、寝る前にこの香りを嗅ぐと質の高い眠りにつけます
また、心を穏やかにして、リラックスさせてくれる効果もあります
スイート・オレンジ
レモンと同じ柑橘系ですが、スイート・オレンジはやや甘めの香りを楽しめます
緊張感を和らげてくれる効果があり、ラベンダーが苦手な方でも使用しやすいアロマです
手軽な活用方法
認知症の方とアロマを楽しむ際に、おすすめの方法をご紹介します
療養としてだけだはなく、趣味としても楽しむことができ、幅広く生活を豊かにしてくれます
アロマディフューザー
一般的に楽しむ方法として、アロマディフューザーを使用することが挙げられます
アロマディフューザーは、本体に水とアロマオイルを入れ、電源を入れると霧状の水が出て、同時に香りも広がる仕組みになっています
効果的な配合
朝：ローズマリー2滴、レモン1滴、水50mlに入れて使用
夜：ラベンダー2滴、オレンジ1滴、水50mlに入れて使用
アロママッサージ
次におすすめなのが、オイルを手に取り、手や足をマッサージする「アロママッサージ」です
肌が触れ合うため、安心感を覚えたり、コミュニケーションになります
他にも、血行促進、リラックス効果が期待できます
余談ですが、「刃牙」シリーズに登場する「花山薫」もアロマ療法を用いてお母さんを安心させています
アロマペンダント
最後に紹介するのが、アロマペンダントです
朝などに、ペンダントにアロマを数滴垂らして首からかけておくと、数時間効果が続き、活動的な一日を過ごせます
デザイン性にも優れており、初期費用も安価なため、実践しやすいのが特徴です
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