今現在、僕は有給消化中で家にいる時間が長くとれています
そのため、ばあちゃん(父方の祖母)の認知症進行を食い止めるためにいくつかの活動を行っています
この一緒に料理をすることもその一つで、脳に刺激を与え、認知機能を鍛えようという試みです
堅苦しく書きましたが、
ばあちゃん大好きなので健康に長生きして欲しいとう事です!!
一緒に料理をすることで3つのメリットを得ることができると考えます
その3つは以下の通りです
- 脳の活性化
- 栄養管理ができる
- 自己肯定感が上がる
1つずつ解説していきます
脳の活性化
料理は複雑な工程の組み合わせ
普段何気なく行っている料理ですが、この一連の作業にはいくつもの思考や行動が伴い、非常に複雑な行動となっています
・具材を煮込む時間
・効率を上げるために、同時に2つ以上の作業を行う
・味見をして味覚、嗅覚を使用する
・各種栄養素のバランスを考える
数えたらきりがないほど、多くの工程を無意識のうちに行っています
認知症で無気力に
認知症にもいくつかの症状が存在し、僕のお婆ちゃんは典型的な無気力状態です
物事が思い出せないため、自分のテリトリーでしか行動しなくなる、それが続くと脳の萎縮がさらに進行してしい、さらに行動しなくなる悪循環に陥ってしまします
前頭葉を活性化させる
料理を行うと、脳の前頭葉という部分が活性化することが分かっています
前頭葉とは以下の機能を有しています
- 運動機能
- 記憶機能
- 言語機能
このように、認知症で衰えてしまう機能が詰まっています
料理は脳に刺激を与える
ここまでで述べたように、料理は脳を刺激します
無気力のお年寄りに、ただ無理やり料理を作らせるのではなく、一緒に楽しみながら料理をする
もちろん忘れている事などもあるため、そこは僕がサポートしつつ、二人で料理を完成させています
小さな活動ですが、積み重ねてお婆ちゃんと健康的な生活を送っていきたいと考えています
栄養管理ができる
2021年2月に僕は実家に帰りました
その際に驚いたのが、食事のメニューです
- 加工食品がふんだんに使用されている
- 偏った栄養(タンパク質をとらない、米しか食べない)
- 塩分過多、濃い味付け
などなど、体に良いとは言えない食生活でした
料理するのが面倒になって、加工食品を多用
加工食品にも飽きて米だけで食事を終える
味付けの際、調味料を入れたかを忘れてしまうため、何回も醤油や砂糖、塩を入れてしまい、かなり濃い味付けになる
一緒に料理をするようになってからは、栄養についても話し合って、お互いに意見交換しています
今日は何が食べたい?
カレーかな!!
わしゃ(私)カレーは好かん!!
OH…
自己肯定感が上がる
誰だって褒められたり、頼られたりすると嬉しいですよね
人に必要とされていると実感すると、自己肯定感を得ることができます
自己肯定感. 「自己肯定感」とは、 自分自身 を 受け入れ 、 尊重 し、 ポジティブ に 捉える ことができる 感情 のことをいいます
僕のお婆ちゃんは、認知症を発症してからお爺ちゃんとの言い合いが増えてしましました
自分が忘れてしまう事にもイライラするようになり、
「どうせダメだ」
「ばあちゃんには出来ないよ…」
このようなネガティブな言葉を多く使うようになりました
料理中、お婆ちゃんに質問したり、お願い事をして頼ると、とても嬉しそうにしてくれます
一緒に料理をする中で、お婆ちゃんの自己肯定感が高まり、前向きな心境の変化があればいいなと考えています
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