家族が認知症になったら【認知症とは?・3つの種類】

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皆さんの大切な家族が認知症になったらどうしますか?
現在、65歳以上の高齢者において、4分の1が認知症、またはその予備軍とされています
父方、母方の祖父母に一人は、症状が様々な認知症患者さんがいる計算になります

僕のお婆ちゃんも認知症で、症状が現れ始めたのは4年ほど前、ちょうど僕が一人暮らしを始め家を空けて1年が経過した辺りでした
始めは物忘れの頻度が増えた程度でしたが、今では短期記憶を行うのが非常に難しい状態です

はじめは認知症のお婆ちゃんとうまくやっていけるか非常に不安でした
しかしそれは杞憂で、日常の多くの学びを通し、今でも仲良く良好な関係を保てています
この記事では、認知症とはどんな病気か、そしいぇその種類について解説していきます
大切な家族が認知症になってしまった際の知識として是非活用してください

認知症ってどんな病気?

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教科書的には、認知症は認知障害の一種であり、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が不可逆的に低下した状態である

狭義では「知能が後天的に低下した状態」の事を指し、医学的には「知能」の他に「記憶」「見当識」を含む認知障害や「人格変化」などを伴った症候群として定義される

分かり易く解説すると、今まで自分が認識したり考えていたことを思い出せなくなっていき、赤ちゃんの時のようになにも分からない状態になってしまいます

認知症の種類

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認知症には、大きく分けて3つの区分があります

  1. アルツハイマー型認知症
  2. レビー小体型認知症
  3. 脳血管性認知症

それぞれの特徴について分かり易く解説していきます

アルツハイマー型

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認知症ではこのタイプが多く全体の40~60%を占めます

海馬という記憶を司る脳の一部が委縮(縮んで機能が落ちる)します
その後、側頭葉、頭頂葉、前頭葉も萎縮し始め、症状が進行していきます

記憶を司る側頭葉の海馬が萎縮すると、短期記憶障害をはじめとする認知機能障害により日常生活や社会生活に支障をきたすようになります
緩徐な進行と、局所神経症候を伴わない事が病態の基本となります
進行すると、頭頂葉と前頭葉も萎縮するため見当識障害や実行機能障害などが起こってくる

原因としては、脳に異常タンパク質(β2‐MG)が蓄積し発生します
水を多く摂取したり、運動で血流を上げるなどしてこのたんぱく質を除去してゆくことで予防効果を期待できます

余談ですが、僕のお婆ちゃんもアルツハイマー型認知症と診断されており、短期の記憶障害に悩まされています

レビー小体型

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レビー小体型認知症は全体の20%前後を占めています

脳幹や大脳皮質にレビー小体が増加、幻視など特徴的な症状が見受けられます
視覚中枢のある後頭葉の血流が低下することで発生頻度が高まります
症状が進行すると、進行性の認知機能障害に加えて

  • 幻視症状
  • レム睡眠行動障害
  • パーキンソン症候群

などの症状も出現する、変性性認知症である。

レビー小体は、中枢および末梢の神経細胞に出現する円形・好酸性の細胞質封入体で、染色すると中心部の芯は濃く染まり周辺部の暈輪(うんりん)は明るく見える

脳血管性認知症

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認知症全体の15%ほどを占めています

多くは突然発症し、脳梗塞、脳出血など脳の血管に異常が起きた結果、認知症になります
脳に何らかの障害が残った状態、後遺症として進行し、障害された部位によって症状は異なるので、麻痺や感覚障害など神経症状を含め、障害された機能と障害されていない機能が混在します

脳血管性認知症が発症するリスク因子として、
・脳血管障害
・高血圧
・糖尿病
・心疾患

など脳血管障害の危険因子をが挙げられます

大きな脳梗塞や脳出血を起こした時には急激に認知症が発症しますが、小さな脳血管障害を頻回に繰り返して徐々に認知症が進む人もいます
(小さな脳梗塞を繰り返す病気をラクナ梗塞といいます)

脳血管性認知症はCTでわかる
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脳血管性認知症は脳内の血流が下がることで発症します
なのでCT画像ですぐに発見できます
(CTは、X線をあてることで様々な部位の輪切りの画像(横断像)を得る検査です)
上の画像のようにポツポツと抜けている部位が脳梗塞を発症した部位です

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