人参(にんじん)の勉強【基礎知識、収穫時期、栽培方法】

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人参の基礎知識(栄養素、効能)

スーパーにも一年中並んでいる人参ですが、健康に欠かせない多くの栄養素を含んでいます

  • ビタミンA(βカロテン)
  • カリウム
  • 食物繊維
  • リコピン

ビタミンA(βカロテン)

ニンジンに含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変換され作用します

ビタミンAは、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能に関わったりします

また、鼻や喉の粘膜を強化する事で風邪のような細菌感染を防ぐのにも効果的もあります

カリウム

ニンジンに含まれるカリウムには、ナトリウムを排出する作用があることから、塩分の摂り過ぎを調節する働きがあります。それによって高血圧の予防にも役立ちます。

食物繊維

食物繊維は腸の働きを活発化させて便通を良くする効果があります

また、脂質・糖・ナトリウムなどと吸着して身体の外に排出する働きがあることから、これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満や脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・高血圧など生活習慣病の予防・改善の効果もあると言われています

リコピン

人参に含まれるリコピンは、活性酸素の除去に役立ちます

日常生活を行っているうちに体内には活性酸素と呼ばれる物質が産生されます

これらは血中の脂質を酸化させ「サビ」を生じさせ、細胞の機能を失い、老化を促進させることで動脈硬化の原因になります

リコピンには血中の脂質の酸化を防ぎ血管を柔らかく、若々しく保つ効能があり、動脈硬化の改善や予防に効果があるといわれます

人参の効能によって予防できる病気

  • 夜盲症
  • 老化による衰え(アンチエイジング)
  • 細菌感染
  • 高血圧(動脈硬化や大動脈解離の予防につながる)
  • 便秘、肥満
  • 糖尿病

収穫時期

収穫時期は種まきのタイミングで異なります

収穫時期名称
 11月~2月  夏まき
 7月~8月   春まき 

ニンジンは、菜園に直にタネをまきます(移植すると叉根になる)が、発芽まで水を切らさないことが大切。タネまき後は土を薄くかぶせ、乾燥防止に不織布をかぶせるか、腐葉土やもみ殻をかぶせます。毎日、水を与え、発芽したら間引きながら育てます。短根種で収穫までおよそ100~120日です

栽培方法

  土の酸度  pH6.0~6.5
  畝 幅  60cm
  畝 高  10cm
  株 間  10~12cm
  連作障害あり    1~2年あける 
理想的な栽培環境

栽培手順としては以下の項目があげられます

  1. 土づくり
  2. 種まき
  3. 手入れ(間引き)
  4. 収穫

土づくり

まずは土や堆肥のかたまりができないように、深くよく耕します。

タネまき2週間前・・・石灰をまいてよく耕します。1m2/石灰150g

タネまき1週間前・・・全面施肥をしておきます。1m2/堆肥2kg、化成肥料100g

教科書の推奨ではこのようになっていいるが、実験として肥料の量やpHを変化させてみて発育の差を比べるのも面白そう!!

種まき

  1. 条間30cmのすじまきにします。1cm間隔で1粒ずつタネをまきます。
  2. 薄く土をかぶせます。
  3. 土がかくれるくらいにモミガラをかけます。
  4. たっぷりと水をやります。

覆土は薄くします。発芽までは土が乾燥しないように、表面が乾いたら水やり

手入れ(間引き)

最終的に6cm~10cmの感覚を開ける

①本葉が1枚出たら、3cm間隔で1本となるように間引きます

②本葉が2~3枚になったら

  • 1. 5~6cm間隔で1本となるように間引きます。
  • 2. 畝の片肩に、すじ状に追肥を行います。1m2/化成肥料30g
  • 3. 株元にクワなどで土寄せします。

③本葉が6~7枚になったら

  • 1. 10~12cm間隔で1本となるように間引きます。
  • 2. 畝の片肩に、すじ状に追肥を行います。1m2/化成肥料30g
  • 3. 株元にクワなどで土寄せします。
  • 4. 雑草などが生えてきたら除草します。

収穫

地上に出ている部分の直径が4~5cmになったら収穫期です。

葉のつけ根を持ち、まっすぐ引き抜きましょう。

人参1本の単価は70円程度のようです

土づくりから手入れの方法まで!ニンジン栽培のコツ|人気野菜の育て方|Honda耕うん機

農家が教える人参(ニンジン)の育て方 栽培の出来は「種まき」で決まる! (mynavi.jp)

引用させていただきました。非常に参考になる記事です

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