キャベツの基礎知識(栄養素、効能)
今日はキャベツについて勉強してゆきます。
普段何気なくキャベツを食べていますが、いったいどんな栄養素や効能を含んでいるかご存じでしょうか?
調べていくうちに、「これ聞いたことある!!」と思うようなキャベツ特有の栄養素もわかりました
この記事を読んだ後に皆さんも是非キャベツを食べて健康になってください
- ビタミンU(キャベジン)
- ビタミンC
- ビタミンK
- 葉酸
- カリウム
- イソチオシアネート
ビタミンU(キャベジン)
キャベジンと聞くと、商品名を思い出す方が多いはずですが、このキャベジンという成分は実際に存在する成分なのです
キャベジンは正確にはアミノ酸の一種であり、ビタミンと似た働きをするためにビタミンUと呼ばれており、比較的熱に弱い成分のっため、生で食べると効率よく栄養素を摂取できます
キャベジンはMMSC(メチルメチオニンスルホニウムクロニド)という成分によって胃腸の粘膜を保護し、正常な働きに戻す効果があります
そのため、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、暴飲暴食で弱った胃を保護してくれます
ビタミンC
キャベツに含まれるビタミンCは、美肌作りをサポートする栄養素です
キャベツはビタミンCを豊富に含み、キャベツ100gで一日に必要とされている摂取量の40%ほどを補うことができます
さらにビタミンCは肌に良いだけでなく、歯や骨の生成や維持を助け、活性酸素を除去することで動脈硬化を防ぐと言われています。
ビタミンK
ビタミンKは血液凝固に必要な栄養素であり、肝臓での血液凝固たんぱくであるプロトロンビンなどの生成を促進させます
ビタミンKには骨を強くする作用もあり、骨粗鬆症の予防や、それに伴って血中カルシウム濃度を低下させてくれるので血管の石灰化などを防いでくれます
葉酸
キャベツに含まれる葉酸は造血作用を持つ栄養素で、ビタミンB群の1つであり、赤血球の形成に大きく関わります
細胞増殖を促すDNA合成に役立ち、胎児の身体の発育にも重要なので、妊娠初期の女性に大切だとされている栄養素です。そのため、妊娠を望む女性だけでなく、妊婦さんや授乳中の人も必要量が増えるため、積極的な摂取が必要です
カリウム
カリウムは塩分を体内の塩分を調節し、高血圧の改善に役立ちます
また、塩分と同時に水分の排出も手伝ってくれるため、体のむくみを改善したりデトックスにも効果を発揮します
しかし、腎臓の機能が低下している場合、血中カリウム濃度が上がりすぎると心臓停止にもつながってしまうため、腎機能が悪い方は医師との相談のもと摂取量を調節してください
イソチオシアネート
アブラナ科の野菜である大根やスプラウト類を食べたときにピリッと感じる辛み成分のことで、切る、擦る、潰す、噛み砕くなど、野菜の細胞が壊れたときに作られます
熱を加えるとせっかく細胞を壊しても酵素の活性を損なうので、生のまま食べるのがお勧めです
効能として
抗酸化作用、がん予防、ピロリ菌対策、、コレステロール調整、血液サラサラ効果(抗凝固作用)
イソチオシアネートは、消化液の分泌を促す効果があるため、ピロリ菌や大腸菌などに対して、殺菌効果があるとされています
収穫時期
播種(種まき)から収穫までの日数は、約110日〜140日となります
初心者の僕は苗から挑戦してみようと考えています
また、秋から冬にかけて栽培する方法が最も育てやすいようです
栽培方法
土の酸度 | pH6.0~6.5 |
畝 幅 | 60cm |
畝 高 | 10cm |
株 間 | 40~45cm |
連作障害 | あり。2~3年あける |
栽培手順としては以下の5点が挙げられます
- 苗づくり
- 土づくり
- 植え付け
- 手入れ
- 収穫
苗づくり
- 植え付け1月前:ポットに種をまき、水をやる(5~6種)
- 発芽したら : 3本に間引く
- 本葉が2枚になったら : 2本に間引く
- 本葉が3~4枚になったら : 1本に間引く
- 本葉が5~6枚になったら : 植え付け時期と判断
土づくり
深く耕して、水はけをよくしておく
植えつけ2週間前・・・石灰をまいてよく耕します (1m2/石灰100~150g)
植えつけ1週間前・・・溝施肥をしておきます(1m2/堆肥2kg、化成肥料100g)
キャベツは土壌中の湿度が高いと根腐れが起きやすくなるため、高畝にして水はけをよくしておきます
植え付け
- 1. 畝に40~45cmの間隔で植え穴を掘ります
- 2. 植え穴に水をたっぷり注ぎます
- 3. 穴に注いだ水が引いたら、植え穴に苗を深く置きます
- 4. 植え穴に土をかぶせ、株元をかるく押さえます
- 5. たっぷりと水を与えます
手入れ
植えつけから3週間後
- 1. 畝間や株間に追肥を行います (1m2/化成肥料30g)
- 2. 株元に土寄せします
土寄せの際は下の葉に土がかからないようにする
結球し始めたら
- 1. 株元に追肥を行います (1m2/化成肥料30g)
- 2. クワなどを使って、株元にしっかりと土寄せします。
収穫
葉の結球が大きくなり、手で押してみて硬く締まっていれば収穫します。外葉を下に押さえつけ、葉元をナイフや包丁で切り取ります
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