今回の記事でわかること
・ヨモギに含まれる栄養素
・ヨモギが認知症に有効である3つの理由
・おすすめ活用法
皆さんは「ヨモギ」と聞くとどのようなイメージを持たれますか?
「春によく見る植物」
「ヨモギ餅やヨモギパンなど、食用にも使える草」
道の片隅や、田んぼのあぜ道などに大量に生えているヨモギですが、実はとても高い栄養素を含んでいるんです
その豊富な栄養素から、漢方では、艾葉(がいよう)と呼ばれ、止血薬として用いられます
近年、ヨモギの薬効に対する注目度は高まっており、「ヨモギ茶」「ヨモギ風呂」など、のヨモギを使用した様々な健康法が存在します
ヨモギを調べるうちに、「ヨモギは認知症の改善に活用できる植物なのでは?」と考えるようになりました
今回の記事では、なぜそのように考えるに至ったかの理由を、栄養素や効能と一緒に紹介してゆきます
ヨモギはその強い香りから、「ハーブの女王」と呼ばれているんじゃよ
ヨモギに含まれる栄養素
ヨモギは雑草のように扱われていますが、豊富な栄養素を含んでいました
- ビタミン類(K、B群、C)
- クロロフィル
- カルシウム
- カリウム
- 食物繊維
- コリン
上記の栄養素によって、ヨモギは体に非常に多くの効能を及ぼします
1つずつ解説してゆきます
ビタミン類
ビタミンK
このビタミンは血液の作成(造血作用)を促進させます
また、体内の血液を綺麗に保ったり、出血時には止血作用は発揮します
ビタミンB群
ビタミンBにはB2~B6まで存在し、ヨモギにはB2とB6が豊富に含まれています
ビタミンB2は脂質やタンパク質をエネルギーに変換する作用
ビタミンB6は血液、筋肉産生に関係します
ビタミンC
細胞をつなぐコラーゲンの材料であり、皮膚や粘膜を健全に保つ働きも行います
強い抗酸化作用で、体内の酸化(体の錆)を防ぐ働きをします
クロロフィル
この栄養素は、ヨモギの緑色の葉に多く含まれています
また、他の植物よりも豊富に含まれているため、以下の効果を感じたい人はヨモギを食べるのを選択肢に入れてみてください
- がんの細胞の発生を防ぐ
- デトックス効果(老廃物を体外に排出してくれる)
- 血液の産生を増やし、貧血を予防
- コレステロールを下げて生活習慣予防
カルシウム
ヨモギに含まれるカルシウムは、ほうれん草やニンジンより多いとされています
- 骨や歯を強くする
- 骨格筋の収縮を助ける
- 血液凝固作用を正常に保つ
このように多くの効能をもたらしてくれます
カリウム
カリウムは血中のナトリウム(Na)の排出を促進し、高血圧の改善になります
高血圧を放置すると、「心筋梗塞」「大動脈解離」「脳卒中」「末端部の壊死」などを引き起こす恐れがあり、命に関係する疾患を引き起こす可溶性があります
食物繊維
便秘の改善に役立ちます
また、腸内もコレステロールも一緒に排泄してくれるため、デトックスにも効果があります
コリン
コリンは様々な効果を持ちます
- 老化防止
- 心臓機能の正常化
- 動悸や息切れ予防
- 肝臓障害予防
加えて、「このコリンが認知症に効果があるのでは?」と話題になっています
認知症に有効だと考える理由
この項目では、僕がなぜヨモギが認知症に効果があると考えるのかを解説します
コリンが認知症に有効
ヨモギはコリンという栄養素を多く含んでいます
過去の研究結果から、
「コリンを適切に摂取すると、アルツハイマー型認知症が改善した」
という報告がなされています
ヨモギはコリンを多く含んでいるため、認知症への効果が期待できそうですね
脳内の 神経伝達物質アセチルコリン の量を増やし、アルツハイマー型などの 認知症 による記憶障害などの症状の進行を遅らせる薬 アルツハイマー型などの 認知症 では神経伝達物質アセチルコリンが関わる神経系の障害などが原因となり記憶障害などの症状があらわれる 脳内でアセチルコリンはコリンエステラーゼという 酵素 によって分解される 本剤はコリンエステラーゼを阻害し、主に脳内におけるアセチルコリンの分解を抑えることでアセチルコリンを増やす作用をあらわす
コリンエステラーゼ阻害薬 – 解説(効能効果・副作用・薬理作用など) | MEDLEY(メドレー)
豊かな香りで脳を刺激
強い香りによって脳の海馬を刺激し、
脳神経細胞の産生を増やすのではないかと期待しています
鳥取大学医学部の研究で、アロマ療法は認知症改善に効果があると証明されています
ヨモギは「ハーブの女王」と呼ばれるほど香りが強い植物であり、論文では実験対象にされてもいないため、まだ見ぬ成果があるのではと期待してしまいます
ヨモギの香りは、シネオール、アルファーツヨシ、セスキテルペンを多く含んでおり、副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらします
血行の改善で脳のゴミを洗い流す
ヨモギには「浄血作用」が存在し、血液をサラサラにして血行改善を行ってくれます
この浄血作用が認知症予防を行う鍵だと考えます
アルツハイマー型認知症は脳内にたまった、不要なタンパク質(β2Mg)が炎症を引き起こし、脳細胞を破壊するため引き起こされると考えられています
しかし、脳の血流を増やすことで、この不要なタンパク質が荒い流され、脳の炎症を抑えることができるとされています
ヨモギを摂取して、血液を綺麗に保てば、不要なタンパク質を洗い流し、認知症予防になると考えています
おすすめ利用法
ここでは、栄養たっぷりのヨモギを活用する方法を紹介していきます
ヨモギ茶
採取したヨモギの葉を乾燥させ、20gにお湯1Lで淹れます
簡単ですが、体が温まる、リラックス作用があるなど多くの効果が期待できるため非常におすすめです
ヨモギ風呂
乾燥させたヨモギをお風呂に入れるだけです
体が温まり、抹消血管までしっかり血流が行き届くようになるため、肩こりや目の疲れ、手足の疲労に非常に効果的です
目の細かいネットに入れてからお風呂に入れるとゴミが少ないですよ
揚げヨモギ
うっすら衣をつけてさっと揚げると、非常に美味しく食べられます
感覚としては「タラの芽」に近く、苦みや臭みが苦手な方でも食べやすく仕上がります
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