今回はバリ島に住む大富豪『丸尾孝俊』さんが書かれた、『大富豪アニキの教え』を解説します。
『リベラルアーツ大学の両学長』がおススメしていたため、手に取って読んでみました。
この本の第一印象ですが、まず表紙の奇抜さに目を引かれます!
上半身裸で煙草を吸いながらニッコリ笑うおじさん…
う~ん… めちゃくちゃあやしい!!!
そんな表紙とは裏腹に、中身は本当に素晴らしい内容になっています。
その中でも、『この考え方は面白い!』と感じた点をいくつか紹介し解説してゆきます。
*本記事では書籍の一部を省略、簡略化して引用しています。
この本はこんな方におススメ!
・成功者の考えが知りたい
・この本、内容が気になるけど、どんな中身かちょっと知りたい
・アニキに興味がある!
あらすじ
アニキの教えを解説する前に、本書のあらすじをざっくりとお伝えします。
31歳の平凡なサラリーマンである『いっちゃん』は自分の人生を悲観していました。
そんなある日、バリ島に住む大富豪(通称:アニキ)の噂を聞きつけます。
『このままの自分で、一生を終えたくない!』そう思ったいっちゃんは、一念発起しアニキに会いに行き、そこで様々な教えを乞うのでした。
本書は物語形式になっていて、読者は『いっちゃん』の視点にたって、アニキから人生を変える【25の教え】を教わります。
今回の記事では【25の教え】の中から、個人的にに面白いと感じた部分を引用しつつ、解説をいれていきます!
相手を自分ごとのように大切にする
相手がな、「自分の事を大切にしてくれてると感じたとき」にお互いがつながるわけやろ。
「自分が、今、大切や」と思うとる人を思いだしてみるとわかるはずやねん。
その人は、凄い人でもなく、優秀な人でもなく『自分を大切にしてくれていると感じさせてくれた人』だったはずやろ?
大富豪アニキの教え
一つ目の教えは、『相手を自分ごとのように大切にする』ことです。
本書の中で、アニキがこの言葉を説明する際に話していた内容が上の文章です。
僕はこの言葉を受け、『確かにな~』と感じました。
そして、真っ先におばあちゃんの顔が思い浮かんできました。
いつも僕に優しく、大切に思ってくれる。
僕は、そんなおばあちゃんが大好きで、とても大切です。
『自分を大切にしてくれていると感じさせてくれた人』にがっちり当てはまる人でした。
では、相手を大切に思うためには、どのようにすればいいのでしょうか?
本書のなかでは、そのコツもアニキが教えてくれます。
ズバリ、以下の3点です。
- 共通点を探す
- 相手に関心を持つ
- 相手の事を自分事として考える
共通点を探す
相手を大切に思うためのコツ1つ目は、『共通点を探すこと』とされています。
相手に好奇心をもって質問するうち、共通点が1つ、2つ、3つと重なってきます。
すると…
『俺のこと、こんなに関心もってくれとる! しかも共通点も多くて俺と一緒やねん!』
と思って貰えるようになり、仲間意識や親近感を抱いてくれます。
相手との距離は自然に縮まり、良好な関係になれます。
これを続けることで、相手も自分も、お互いを大切に思えてきそうですね!
相手に関心を持つ
相手を大切に思うためのコツ2つ目は、『相手に関心を持つ』です。
『相手に関心を持って質問すると、「この人、俺を大切にしてくれてる!」と感じて、相手も自分ごとのようにこちらを大切にしてくれる』
とアニキは語ります。
このように、お互いに相手を大切にしあえる関係になれば、心がつながり、自然と相手を大切に思う関係が築けるはずです!
相手の事を自分事として考える
本書の中で、アニキは『相手の事を自分事のように考える』ことが最も大切だと語ってます。
『自分がそうなら、人もそう』
『自分がしてみたいことは、相手もしてみたい』
『自分が欲しいものは、人も欲しい』
多くの人が同じ思いを持っているから、他人事ではなく、自分事として共有していくことが大切なんですね。
これを続けるうちに、相手を大切に思う心が育まれていくのでしょう!
Point
・相手を自分事のように大切にすると、相手も自分を大切にしてくれる
・相手を大切に思うコツは以下の3つ
1,共通点を探す
2,関心を持つ
3,自分事として考える
リミッターを外して、本気になる
実際に『リミッターが外れてるヤツ』に会って、触れて、話すことで、リミッターが外れたヤツの影響をフルラインナップで受けることができるねんて。
リミッターが外れてるヤツをお手本にしてな、そいつのように考え、そいつのように降るまえばええんやて。
そしたら必ず、リミッターが外れていきよるから。
大富豪アニキの教え
アニキの教えを実行し、人生が良くなってきていることを実感する主人公。
しかし、劇的な変化は感じられず、「普段の日常」から抜け出せないことに危機感を覚えます。
その時にアニキが授けた教えが、『本気になること』でした。
現代には、多くの『成功法則』と呼ばれるものがありますが、結局『本気でぶっちぎる』ことができたら生まれつき持っている才能やお金に関係なく、誰でも成功できるとアニキは語ります。
しかし、多くの人が『本気でぶっちぎる』ことができていません。
人間に備わっている『リミッター』が自分の力を抑えているんだと、アニキは言います。
僕もこの『リミッター』には心当たりがありました。
本気で取り組もうとしても、どこかでセーブしていたり、甘えた考えが残っているのです。
アニキはこの『リミッター』を外す方法も教えてくれます。
それが、『リミッターが外れてるやつ』に会うことでした。
リミッターが外れている人に会って、触れて、話すことで、その人の影響をフルラインナップで受けることができます!
その人のように考え、その人のように振る舞えば、自然にリミッターは外れていくのです!
そうすれば、アニキのような成功者への大きな一歩を踏み出したことになります。
Point
・最強の成功法則は『本気になる』こと
・本気になれない理由は『リミッター』がかかっているから
・『リミッター』を外す一番の近道は『リミッターが外れてるヤツ』に会うこと
生きる目的は、少し良くして次の世代に伝えるため
俺たちはな、駅伝で言うところの『タスキ』なんや。
リレーで言うところの『バトン』やな。
要するにな、『次の世代の人たちに、伝えなければならない使命』があるんやて。
~中略~
タスキやバトンを『普通に渡す』だけではダメなんや。
そしたら自分が生きてた意味がないやろ。
自分が生きてきた意味を持たすためにはな、どうしたらええか、いっちゃん分かるかや?
それはな…自分が生きている間に、自分のところで頑張ってな、少し良くして次の世代にタスキを渡さなくてはいけないんや。
大富豪アニキの教え
これは、いっちゃんに『生きる目的』を聞かれたアニキが語った内容です。
僕は、この章の話が大好きで、何度も何度も読み返しました。
この部分だけでも、本書を読む価値が十分にある内容です!
皆さんは、自分が生きる目的を考えたことがありますか?
「子供のため」
「楽しいことをするため」
「社会を変えるため」
この世界には、多くの生きる目的が存在します。
しかし、『生きる目的なんて、考えたこともない』
そんなふうに思った方も、大勢いるのではないでしょうか?
本書を読んで、僕も自分の生きる目的について考えてみましたが、いまいちピンとくるものがありませんでした。
美味しいものは好き、家族も好き、旅行も好き…
けれど、『それは生きる目的か?』と聞かれると、「はい」とは言い切れません。
悩みつつも読み進めるうち、アニキが教えてくれた答えは、まさに目から鱗でした。
生きる目的は、少し良くして次の世代に伝えるため
この言葉を読んだとき、自分の中で『生きる意味』が腑に落ちたような気がしました。
大きなことは達成できなくても、未来を少しでも良いものにして次の世代にバトンを渡す。
そんな生き方なら、死ぬときに自分は満足できる気がします。
他にも、この章では『感謝』について深く語られています。
普段の幸せも『当たり前』になっていないか、もう一度考え直す必要がありそうですね。
以下の文章は、僕が本書で特に印象深かった部分です。
- 過去の先輩たちの努力があって、今の自分がいる
- 今の自分があるのは、『当たり前』ではなく『ありがとう』
- ご先祖さまや、諸先輩方に感謝する心をなくしてはいけない
今の過ごしやすい環境を『当たり前』と思わずに、先輩方に感謝の気持ちを持ちつつ、未来を良くする努力を続けたいですね!
Point
・僕たちが生きる目的は、少し良くして次の世代に伝えるため
・今の快適な環境を『当たり前』と思わず、親や諸先輩方に感謝しよう
まとめ
今回はバリ島に住む大富豪『丸尾孝俊』さんが書かれた、『大富豪アニキの教え』を紹介させていただきました。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
このお話は、実在する人物が直々に書き上げた一冊で、成功者の考えや、成功するために行うべきことが書かれています。
ブログ内では紹介できませんでしたが、本書では、『継続すること』が最も難しく、最も大切なことだとアニキは語っています。
これからも、『アニキの教え』を胸に、ブログを継続してゆきたいです。(^^)/
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